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  • NAME りゅせ。

    TITLE 『君が宿題を終わらせないなら。』

ARTIST'S COMMENT

自分自身の体験をイラストに投影する事が多いんですが、例えば、その場にあったはずのものがなぜかなかったり、思っていたのと違う場所から出てきたり、そういう不思議な体験を「オバケがやってるんじゃないか?」とか考える事がよくあって。「じゃあオバケがめんどくさい夏休みの宿題をやってくれたらいいのにな」という気持ちから生まれたのがこの作品です。その気持ちをストレートに、誰にでも分かってもらえるイラストを描けたのがよかったです。オバケの一人一人にも性格があるので、見れば見るほど細かいストーリーが伝わるイラストになったと思います。

INTERVIEW

●バケモノジャック に応募した理由
きっかけはインスタグラムの広告です。最初はスルーしてしまったんですが、友達からメッセージが来て、「君の絵柄だったらいいんじゃない?テーマ的にも面白いものが描けるんじゃない?」と言われ、「じゃあやるか!」ということで描かせてもらいました。夏休みって怠惰な生活を送っていることが多くて、そのテーマに沿ってちゃんと何かを描きたいなと思っていたこと、あとは“バケモノ”という会社名にも面白さを感じて興味を持ちました。

●普段はどのような活動をしていますか?
大学の学科が「おもちゃデザイン学科」という少し変わった学科で、例えばアクションフィギュアのコンセプトからパッケージデザイン・ターゲティングなど、0から最終的にプロダクトになるまでの全ての工程を勉強しています。コンセプトの細かさやストーリーをいかに伝えられるかを勉強をしていて、それをイラストレーターとして活かせるかなと思っています。実は今回のイラストも学校で学んだ3Dの技術を生かして描いています。

●今後はどんな活動をしていきたいですか?
いつかやってみたい大きな夢の一つとして、絵本を作ってみたいです。美術を始めたきっかけは、中学高校生のときにカンボジアにボランティアに行かせてもらい、外国人グループの中で孤児院の手伝いをしていたときのことでした。当時、英語も話せなくて孤立してしまっていたんですが、休憩時間に暇だったので絵を描いていたら子供たちが寄ってきて、「僕描いて!僕描いて!」と大人気になったんです。同じグループの人たちからも「めっちゃ絵うまいね!」と褒められ、そこからコミュニケーションが取れるようになって、イラストや絵の力ってすごいな、と思ったことが自分の中では大きかったです。そういう経験もあって、言語関係なく色んな国の人や子どもたちに伝えられるものをつくり続けたいなと思っています。

自分は一つのイラストの中にたくさん物語を詰め込むので、それを分解してストーリーを展開したら面白くなるんじゃないかと思っていて、いつかやってみたいです。そういう本を1.2冊作って、色んな国の人に届けば嬉しいですね。

ちょうどこの賞をいただいたのと同時期に、東京でも*大きな展示会が決まったり、他にも発表前なんですけど数件お話があって、忙しくなってきています。今回の賞が今後イラストレーターとして活動を広げる最初の一歩になったので、これをきっかけにどんどん活動して行きたいと思っています。